2012年7月のプチ日記

7月31日(火曜) 夜

 「上から目線って言葉、ちゃんとした表現だと何になるんですかねえ?」

 このように同僚から訊かれて、ええっとそういえば何だろうと考えてみたものの瞬時に返答できなかった本日。

 上から目線。たしかに公文書なんかで使われるような感じではない。

 「被告人は犯行に至った当時、上から目線で叱責してくる相手に対して、強い怨念を抱いていたものと考えられる」

 …やっぱりちょっと違う気がする。かといって、どう言い換えればいいのか咄嗟に分からず、自分の語彙の貧困さがちょっと情けなかったわけですが。

 しばらく思案していたら、あ、そうかと浮かんだのが「(相手を)見下すような態度」という表現。これなら公文書に用いてもあまりおかしくない気がする。

 「被告人は犯行に至った当時、相手を見下すような態度で叱責してくる相手に対して、強い怨念を抱いていたものと考えられる」 m

 で、どうしてこんな簡単な表現がすぐに思い浮かばなかったんだろうと考えてみたところ、次のような結論に達したのでした。

 ということは、知らず知らずのうちに「自分目線」での表現に立ち位置が固着してしまっていたのかもしれないなァと、またもや情けない気持ちにさせられた一件なのでありました。

 ただそれだけのお話です。すみません。

−−−

 今夜は夏バテを利用して、かつてないダイエット夕食に挑みました。

 ここまでくると、もはやコオロギの餌かよ!という感じですが、ちまちま食べてるとそれなりに満足するから不思議です。

 

7月30日(月曜) 夜

 なんとか無事に東京から帰ってきました。

 せっかくなので、東京旅の簡易レポートでも。

新宿駅に到着したところ、いたるところに人が寝ていたので驚きました。中にはトイレのすぐ隣で寝ている人もいて、くさいのが好きなのか、それともトイレが近いのか、どちらなんだろうと3秒間ほど考えてしまいました。
 
今回東京に来てさらに驚いたのは、ビルディングが高いことと、パンチラを2回も目撃したことです。高層ビルとパンチラの街、TOKYO。(※パンチラの写真は撮っておりませんので念のため)
 
通りがかった韓国料理店。こんなん書かれたら8/1までに行く気ゼロになりそうですがダイジョブなんでしょうかねえ。突然半額になるというのも、他人事ながら事情が気になるところです。
 
今回参加した某イベントの会場でいただいたお弁当。自分では買わないタイプのお弁当です。
世の中のお弁当は、
・自分で作る弁当」
・自分で買うタイプの弁当」
・自分では買わないタイプの弁当」
の3つに分けられます。
 
宿に着いて、独りで超しょんぼり夜食。東京砂漠とか、そんな感じの言葉ばかりが頭に浮かんできて参りました。
 
当方、枕にはこだわりがあるので、デフォルトで置いてある低反発枕なんぞには目もくれず。フロントに連絡して通常タイプのものに取り替えさせました。
これでグッスリ寝られそうです。ちなみに朝食はバイキングと聞いているので、明日の朝がちょっと楽しみ〜。
 
…というわけで期待して臨んだ朝食バイキング。結論から述べると、メニューの全種類を取った結果が上の写真です。昨夜の夜食に勝るとも劣らないしょんぼり加減です。
 
帰りの新幹線。京都に停車する10分くらい前から一部の乗客が席を立って降り待ちしてました。どんだけ気ィ早いねんっ!といつも思います。
 
帰宅して一発目の夕食は、豚キムチ、モロヘイヤのおひたし、きゅうりスティック、オクラのみそ汁。
 

 

7月25日(水曜) 夜

 昨日の油淋鶏の残りをレモンソースで頂きました。

 今回も飲み物はみそ汁ですが、今は亡き祖父と一緒に10年前に仕込んだ味噌を使ったので、おそろしく素朴な風味になりました。

−−−

 明日から東京に出向くので、今週いっぱい更新できないかもしれません。

 聞くところによると東京は怖いところらしいので、酔っ払って野垂れ死にしないよう気を引き締めようと思います。

 

7月24日(火曜) 夜

 今日はさすがにお酒を自重して、油淋鶏を作りました。

 これで紹興酒でもあれば嬉しいところですが、代わりに水を飲みました。というか、飲むものがないと物足りないので、赤だしをチビチビ飲みながらの夕食です。

 風呂あがりに缶ビールを2本飲みました。

−−−

 ここしばらく(といっても48時間くらいですが)健康ブームで、夜11時頃に就寝したりしています。

 8時間寝ると翌日妙に体調がいいので、それだけで一日を新鮮な気分で過ごすことができます。…って、なんてつまらないことを書いてるんだろうと我ながら思いますが、近頃はおしっこを漏らすこともほとんどないし、うんこの話をすることも めっきり少なくなってきました。

 再びおしっこを漏らしたり、うんこの話が出てきたりするのは、あと20〜30年後のことかもしれません。

 

7月23日(月曜) 夜

 職場の公認サークル、料理研究部の研修会を行ってきました。

 今回の研修テーマは「天ぷら」。

1パック498円もする高級みょうがを天ぷらにしました。
 
鱧(はも)は1匹1800円! これでエビまで高級なのを買うとバチが当たりそうなので、エビは1パック598円のブラックタイガーにしました。
 

 案の定、 日本酒を飲みすぎてヘロッヘロになり、帰り路で電車の自動改札に切符を入れようとしたら、身体がつんのめってそのままバタンと倒れてしまったそうです。

 翌朝目が覚めたら全身アザだらけで、お酒はちょっと自重しようとさすがに思いました。もう100回以上思ってる気がしますが。

 

7月20日(金曜) 夜

 先日、餃子の王将で昼食を食べていたとき、隣席に座った見知らぬおっちゃんと店員が。

 「この弁当みたいなやつ、おくれ」
 「すいません。これ、持ち帰り専用なんです」
 「なんやそれ。ここで食える弁当みたいなんはあらへんの!?」
 「すいません、ないんです〜。こちらが店内メニューになりますんで」
 「え〜っ! こんなもん、数が多すぎて、何がなにや分からへんがな」
 「酢豚とか、ありますんで」
 「あー、そやったらそれ、酢豚おくれ」
 「定食でよろしいですか?」
 「そうそう、定食」

 …なんだか、見栄を張ってちょっと高いフランス料理のレストランに入ってしまったときみたいだなァと。餃子の王将ですが。

−−−

 引き続き夏バテ中なので、変わり映えNuthin'な晩ごはんにて。

 切子のぐい飲みだけが頼りです。

 

7月19日(木曜) 夜

 以前の日記でご紹介した、京都駅にある「待ち合わせ場所」、時の灯り(あかり)。

 京都に長年住んでいる知人・友人に訊いても誰一人知らない待ち合わせ場所として、有名というか無名というか、そんな素敵なオフィシャル待ち合わせ場所なわけですが、本日前を通ったら、なんかのイベントの準備のためかしばらく封鎖されてました。

 オフィシャル待ち合わせ場所のくせに、しょうもないイベントのたびにすぐ封鎖するのってどうなんでしょうかねえ。

 ま、誰も待ち合わせに使ってないから、全然かまわないんですが。

−−−

 いよいよ暑くなってきて、本格的に食欲がなくなってきました。

  お煮かけ蕎麦の小鉢、肉じゃが、アボカドのわさび醤油、小松菜のみぞれ和え。水と日本酒を交互に飲みました。

 

7月17日(火曜) 夜

 久しぶりに実家に帰ったら、窓という窓が粉だらけになってまして。

 ウチの実家に関してはたいていのことには驚かなくなってるんですが、さすがにいささかの違和感を抱いたもので、おそらく母親の所業だろうと思って尋ねてみたのでした。

 ぼく:「この粉なんなん?」
 母親:「あー、これな、最近アリが入ってくるさかいにな」
 ぼく:「え、アリ?」
 母親:「そう、これでアリが入ってこんように食い止めてるんや」
 ぼく:「そやし、この粉なんなん?」
 母親:「シッカロールやんかいな。ほら、赤ちゃんにつけるポンポン粉や」
 ぼく:「そんなもん、アリに効くんかいな」
 母親:「聞いた話やけどな、アリがここ通ったら、粉に溺れて身動きとれんようになるらしいわ」
 ぼく:「ほんまかいな」
 母親:「聞いた話やし知らんけど」

 ま、とりあえず両親は平和に暮らしているようで何よりです。

−−−

 本日はいよいよ過激ダイエット。

 鶏むね肉の自家製ハム(カプレーゼ風)、キャベツと黄パプリカのハニーマスタード和え、そしてラタトゥィユもどき。なんと、ご飯もパンも無し!!

 我ながらシャレオツなうえにローカロリーなので、自分への褒美としてワインをほとんど1本飲みました。

 

7月16日(月曜) 夜

 京都は祇園祭の宵山でした。

鴨川は増水して濁流みたいになってました。 さすがに等間隔に座るカップルの姿も皆無です。個人的には、こういうときこそ座れとカップルに言いたい。
 
気に入りの蕎麦屋で腹ごしらえ。 特いなか蕎麦大盛り。これで680円だから嬉しさもひとしおです。
 
地下鉄四条駅の混み具合。 駅員さんが「この付近には立ち止まらないでください」と立ち看板しているすぐ横で、ヒロタのシュークリームの店員が立ち止まってパネル宣伝しておられました。当然のことながら個人的に不買運動。
 
四条通り、長刀鉾。 しかし今回の目当ては大丸京都店のバーゲンで、この後ズボンとシャツを買いました。ちなみに、こういう写真を「すごい人でしょー!」と東京の知人に見せても、普段の新宿のほうが云々とか言われてなーんにも驚いてくれないので悔しい。
 
夜店で買い食いするような洒落た真似をするわけもなく、夕食はいつものように自炊飯。 きのこの鬼かけ汁、甘長とうがらしとジャコの炊いたんその他で、日本酒2合いただきました。ビバ、祇園祭!!
 

 

7月13日(金曜) 夜

 本日の「相手のほうが正しいだけにやるせない」。

 ええとこれ、ウチの職場の給湯コーナーです。

 お茶やコーヒーを飲む社員のためにティファールの湯沸しポットが置いてあるんですが、終業時にポットの電気コードを巻いてから帰る律儀な社員さんが数名いらっしゃるんですねえ。

 むろんそのほうが行儀がいいし、正しいことだと頭では十分わかってるんですが、翌日出勤したときもう一度コードを引き出さなくてはいけないのがちょっとした手間で、むしろ、びろーんとコードそのままで帰ってしまうルーズな社員さんのほうがありがたかったりするわけです。

 律儀な人のほうが正しいだけに、「テメェなにちゃんと巻きさらしとるんじゃい!!」とも言えず。

 こんな当方の自宅キッチンは、手の届くあらゆるところに調味料やフライパンが林立していて、よく言えば極めて合理的、わるく言えばまるで地獄です。

−−−

 蒸し暑くて料理にもやる気が出ず、手抜きのしょうが焼き定食。

 やる気が出なくても、アイスラッガー・セブンは飲んでます。

 

7月12日(木曜) 夜

 「親ってなんで自分の子どもだけ可愛がるんだろうね」

 こんなことを言っている知人がいたのでちょっと驚いた。そんなもん我が子が一番可愛いからにきまってますやんけ、と。

 こう返すと知人いわく、「我が子がいくら立派に育ったところで、けっきょく親である自分は先に死んじゃうわけだから一緒じゃん」。

 …うーん、気持ちは分からないでもないけれど。こういうのってきっと、自身が親になったら全然違ってくるんだろうなあとも思う(って、ぼくも全然親じゃないくせに言ってますが)。

 それに、我が子を可愛がるのって、どうしてこうしての理屈レベルというより、ほとんど本能レベルの行動だろう。「どうして人って食事するんだろうね」「そりゃお腹が空くからでしょ」みたいなもので、我が子を可愛いと思う性質があるからこそ後世に子孫を残すことができたのだろうし、自分の子どもより他人の子どもを可愛いと感じるような個体は後世に子孫を残せず淘汰されていったことだろう。

 「生命」という存在は神秘的であると同時に、本質の部分は利己的なのであって、だからこそ美しさとグロテスクさ、醜悪さが並存してるんだと思うし。

 ま、自分の子どもだけ可愛がる人ってのは、言ってみれば皆が腹を空かせているとき先を争って食べ物に手を出すみたいなもので、文化・社会的には決して感心できるものじゃあないのは当然ですが。

−−−

 いよいよ本格的に蒸し暑くなってきたので、ビール(アイスラッガー・セブン)&モダン焼き、とうもろこし。

  ぷひー。

 

7月10日(火曜) 夜

 本日の「駐車御遠慮下さい」。

 おそらく何度も駐車されて腹に据えかねた上でのことだとは思うけれど、パイロンをワイパーに挟み込むとはびっくりである。しかも書いてある文面は「御遠慮下さい」。

 慇懃無礼というか、もはや丁寧暴力みたいなもんでしょうか。

 「誠にかたじけのうございますが、貴殿をボコボコにさせていただく所存にございます」

−−−

 今夜もとくに理由なく、水で晩酌。ちょっとした水ブームが到来です。

 夕食のとき酒を飲まずに済ますコツは、スパゲティーかもしれません。チビチビ飲みながらつついていたら、麺が伸びてまずーくなるので。

 

7月9日(月曜) 夜

 サッポロの「アイスラガーセブン」が安いわりに風味が濃いので気に入って、最近ときどき飲んでおるんですが。

 どうにも気にかかるのが、このネーミング。ウルトラセブンの必殺技「アイスラッガー」にかけているのか、そうでないのか判然とせず、手に取るたびに考え込んでしまう。

 (ちなみにアイスラッガーは、こんなのです。↓)

 さっきサッポロの公式サイトで調べてみたけれど、ウルトラセブン云々のことはとくに何も書いてありませんでした。

 知人から「マスカラつけてますから」とサラッと言われて、うーむ、これはダジャレなのかそうでないのか……と考えてもさっぱり分からず、そのままになってしまったような気色悪さが続いています。

−−−

 先週末はしこたま酒を飲んでしまったので、今夜の夕食は水で晩酌しました。

 モロヘイヤとツナの和え物、なすびの揚げ浸し、青豆の豆腐、豚汁、麦飯。

 水なのにいつもの調子で3合くらい飲みました。水って意外と美味いですよね。

 

7月6日(金曜) 夜

 本日の七夕。

 子どもの希望どおりに親が代筆したものと思われますが、ゴーカイジャーにしても電車にしても、ほんとに手に入ったら相当大変じゃないですかねえ。

 ゴーカイジャーが家に住み着くようになったら、増築しないといけないのは当然として、朝の時間なんかトイレの順番待ちだけでもかなり険悪な雰囲気になること必至でしょう。電車が届いたところで、いったいどこに置いておくんだという話になるでしょうし。

−−−

 そんなこんなで晩御飯は、飢え死にするかもしれないという覚悟のダイエットメニューにしました。

 焼き納豆&半熟卵丼、空芯菜の炒めもの、焼きトウモロコシ、小松菜のごま和え、トマトとセロリのマリネ。この調子だと明日の朝には体重25kgは落ちていると思われます。

 

7月5日(木曜)

 銀塩フィルム(従来のモノクロ、カラー、リバーサル等のフィルム)のカメラには愛着がわいていたけれど、デジタルカメラにはそうでもなくて。

 ついでに言うと、庖丁とかフライパンとかには愛着がわくのだけれど、電子レンジやバーミックス(電子ミキサー)にはそうでもなくて。

 この違いはいったい何なのだろうと時折思っていたのだけれど、もしかすると金属の削り出しとか鍛造とかいう「手作りされているモノ」「自分でメンテナンスできそうなモノ」には愛着がわく一方、集積回路とか電子機器とかの「大量生産されているモノ」「自分でメンテナンスできそうにないモノ」には愛着がわかないのかなァと。

 愛着って、自分である程度手入れできたり、直接コントロールできたりする対象のほうが抱きやすいような気もするし。

 そうなると、クルマとか好きな人はどうなんでしょうかねえ。よく知らないんですが、従来のエンジン車には萌える一方、昨今のハイブリッドカーとかプラグイン電気自動車には今ひとつ萌えなかったりするのでは…と邪推してみたりする昨今でありまして。

 科学技術の進歩とともに、愛着の持てるモノが減ってきている感覚があって、便利さとの天秤にかけるのが難しいものよのうと独りごちております。

−−−

 今夜は健康のために、塩サバを焼いて食べました。

 久しぶりに食べた塩サバは本当にしょっぱくて、お酒は飲みすぎるわ、喉は渇くわで、これのどこが健康のためじゃい! と独りで憤慨してしまい、そういったストレスでますます寿命が短くなった気がいたします。

 

7月3日(火曜)

 本日の、かます。

 もしかすると、鱒(ます)専門の買取業者かもしれませんが。

−−−

 またしても野菜を千切りするのがメインの生活に逆戻りしてしまいました。

 アボカドとマグロのわさび醤油和え、千切り野菜の盛り合わせ(=今夜のメインディッシュ)、チーズオムレツ、アンチョビとオリーブのトマトスパゲティ。&千円の白ワイン。

 オムレツ作りに失敗したときは、マヨネーズとケチャップをシャシャシャッとして粉パセリを振りかけておけば、それっぽくなります。

 

7月2日(月曜)

 夏のボーナスで、ようやく庖丁を買いました。

◆京都・菊一文字の三徳庖丁17cm。今回購入したのはコバルトバナジウム鋼&積層ステンレス製です。ハイスピード鋼と同等の高硬度で、なおかつずっしりした重量感が、えもいわれぬ切りやすさを醸し出ています。
 
◆ちょっとHENTAIっぽいのは十分自覚しているつもりですが、うーん、このうっとりするような刃の輝きと、積層ステンレスの独特の紋様。思わず接吻したくなりますが、ほんとうにやると口の中が血の海になります。

 庖丁ばかり一体どれだけ買っとるんやと言われそうですが、それぞれに用途と特徴があるため、無駄な庖丁はひとつもありません。

 そんなわけで今日は、キャベツの千切りとキュウリの細切り、トマトのサイコロ切りをして楽しみまして。正にウットリするような切れ味で、おまけに高硬度鋼なのでこの切れ味が長く続くと思うと、ついニヤニヤもしてしまおうというものです。

  つけあわせにライスカレーを作りました。


2012年6月のプチ日記

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