7月31日(木曜) 深夜
近所の小さな中華料理店で夕食(ヤキソバとチャーハン)を食べていたところ。
ある男性客が入ってきてカウンター席に座った。すると店主のオヤジさんの態度が一変した。
店主:「おー、ノブちゃんやないか! 元気にしてるんかね?」
男性:「いやー、まあぼちぼちっすわ」
店主:「久しぶりやのう。まァまァ、今日はなんでも食ってってや!」
男性:「どうもすんませんねえ。じゃあ八宝菜とチャーハンお願いしますわ」
どうやら超馴染みの客か、もしくは店主の知り合いらしい。その後も二人は世間話に花を咲かせ、しばらくすると「ノブちゃん」が注文した八宝菜とチャーハンがカウンターに運ばれてきた。八宝菜はすごい具だくさんで、チャーハンは超大盛りというサービスっぷりだった。
彼のチャーハンはぼくの3倍くらいあったが、個人的な知り合いならば仕方ない。ここで文句を言わないのがオトナである。
すると今度は別の男性客が入ってきて、「ノブちゃん」の二つ隣のカウンターに座った。今度は店主の知り合いでもなんでもないようだった。
そして男は「チャーハン大盛りと酢豚」を注文したのだった。うわー、これはちょっとマズい展開になるんじゃないですか!?
ぼくの予感は的中した。カウンターに運ばれてきた彼のチャーハン大盛りは「ノブちゃん」のそれよりもずっと少なかった。明らかに不審の表情でチャーハンを見比べる男。「ノブちゃん」はそんなことにはお構いなく、無言で食事に専念していた。
あまりにもコントのような展開に、テレビカメラが回ってないか思わずキョロキョロ確かめてしまいましたよ。
その後も、「自分のチャーハン」と「ノブちゃんのチャーハン」、「男の大盛りチャーハン」の間で視線を泳がせていたら、ふと店主と目が合ってしまった。店主はすまなさそうな表情でぼくに会釈してくれた。
いや、ぼくはいいから隣の男に説明してあげて! じっとうつむいて食べているけれど、彼は感情を押し殺しているんだ!
明日の朝刊に「中華料理店で動機不明の殺人!」なんて見出しが躍らないことを願いつつ、こっそり店を後にしました。
7月30日(水曜) 夜
小鳥の餌から選った種で大麻(マリファナ)を栽培していた青年が逮捕された、というニュースを読んだ。
そうだったのか! 小鳥の餌から大麻が育てられるのか!!
矢も盾もたまらなくなって、さっそく近所のペットショップに行ってみたのでした。鶏の餌はもちろんあったが、万引き防止のためか全てカウンターの中に置かれていた。
ここで動揺しては怪しまれるので、できるだけ堂々と店主に話しかけた。
ぼく:「と、と、鳥の餌ほしいんですけど…。鳥にやるので…」
店主:「どれになさいます?」
ぼく:「そ、そうだなあー。じゃあとりあえず、麻の実にしますっ!」
店主:「はい300円ね」
驚くほど簡単に買えてしまいました(小鳥の餌なんだから当たり前なんですが)。
うっしっし。
あの、勘違いしないでいただきたいが、ぼくは大麻吸引に大反対な人間である。今回「麻の実」を購入したのも、こんな危険なものを買って栽培する輩がこの世から一人でも減ってほしいと思ったからに他ならない。ぼくが一袋買えば、そのぶん誰かが買えなくなる(実娘の出演しているアダルトビデオを買占めに走った父親のようなものだ)。
もちろん種を故意に発芽させた時点で有罪である。おまけにネットで調べてみたところ、栽培して収穫するまでには半年くらいかかるとのこと。ううむ。
ただ、手持ちの本には、「種にもTHC成分が含まれているので喫煙するとトリップできる」と書いてあった。おお、なんてケシカランことだ!! こんな邪悪な種は一刻も早くぼくの手で焼却処分してやるわ!!
…というわけで、さっきまでひたすら種を燃やして、勢い余って煙を全部吸い込んでしまっていたのだが、結論だけ申し上げると「全然ダメ」でした。さらに詳しく調べてみたところ、飼い餌用の種にはほとんどTHC成分は含まれていないとのこと。なーんだ。、あーあ、本当によかった。
ひょっとしたら同じような正義心にかられて同じようなことを考えている人がいらっしゃったらと思い、ここに書かせていただいた次第であります。あなたががんばって処分しなくても世の中は大丈夫です。熱処理されてるので発芽もしないみたいです。世のなかそうそう甘くない。
本日買った「邪悪な種」は、しかたないので近所のハトにでもやろうと思います。
7月29日(火曜) 深夜
デジカメを持たずに出社してしまったせいで一日中落ち着かなかった。
「いいものに遭遇しませんように…」とひたすら念じながら通勤してました。いよいよ病気かもしれません。
−−−
ところで最近、どうも酒に弱くなった気がする。
小心者のぼくとしては肝機能が心配なところなのだが、こんなことのために病院を受診するのも気がひけるし、人間ドックとなると多額の料金がかかるという。第一、これで余計な病気まで見つかったら正に本末転倒である(そうなのか?)。
どうしたものかと思いあぐねていたところ、友人からいいことを聞いた。献血すれば肝機能やら血糖値やらが分かるというのだ。GOTにGPT、そしてγ-GTP。おお、ワシが求めてたのはこれやがなっ!
ただ難点がひとつある。ぼくは注射が大の苦手なのだが、献血で使われる針はかなり太いらしいのだ。おまけに予備調査と本採血の2回も針を刺されるとのこと。ああ、やはりぼくには無理かもしれない。
笑気ガス吸入後、全身麻酔状態で採血してる所はないんだろうか、と半ば真剣に。麻酔に失敗して一生目が覚めなくなっても、それもまたよしだ。
「人生、楽に死んでなんぼ」という莫迦みたいな考えかたをそろそろなんとかしたい。マゾになればいいのか。
7月28日(月曜) 夜
「洗濯ばさみで鼻をはさまなくても大丈夫」という女子シンクロ選手がメディアでよく紹介されている。
洗濯ばさみをはさまなくてすむから美しいってことらしい。確かにアレはかなり間抜けで、ぼくも以前から気になっていた。ビジュアル的にどうにかしたほうがいいと他人事ながら心配して、独自のアイデアさえ思い描いていたんである。
外から見えないように、洗濯ばさみではなく、詰め物(丸めたティッシュとか)を用いればいいんじゃないのか。
…と自分のアイデアを同僚に話したところ、「そっちのほうが余計に恥ずかしいだろ」と一蹴されました。
鼻の両穴をこんもりと盛り上がらせながら、水面で満面の笑みをたたえるシンクロ選手。確かに不気味以外の何ものでもない。
−−−
だったらいっそ、鼻の穴に処女膜再生手術みたいなの(ただし穴を完全にふさぐ)を施してはどうか。
鼻で呼吸ができないとつらいと言うなら、弁の構造にすれば息を吐くことはできる。あるいはゴアテックス膜(水分子は通さないけれど気体分子は通す)を使えば、多少は呼吸できるかもしれない。
そして彼女がプライベートで鼻フックプレイされたとき、出血とともにノーズバージンを喪失するのだ。
血が出なかったら「初めてじゃなかったのか…」と落胆の色を隠せないSM趣味の彼氏。こうして鼻用の貞操帯が開発されるに至ったんだとさ。
…くだらない妄想だけで引っぱってしまいました。改めて読み返して、あまりのくだらなさに目まいがしております。
7月27日(日曜) 夜
街をブラブラ歩いていたとき、定食屋で見かけたディスプレイ。
ロウ細工がずれているせいで、厚さ(というか薄さ)が白日の下にさらされている。見本といえども丼の中まで満たされていると今まで信じていたのに、しょせんは厚さ数ミリだったのか。少なからずショックである。
すでに夢は壊れた。今後は丼を取り払って、ロウ細工だけで陳列してほしいものだ。
−−−
女性の前でエロ本を読んだりシモネタを話したりするのはセクハラになると言われている。
ものの本によれば、これは「嫌煙権」と似たようなものであるとのこと。煙を吸いたくないのに副流煙を吸わされるのが人権侵害であるのと同様く、下品な話を聞きたくないのに聞かされるのも人権侵害なんだト。確かにその通りである。
だからこそ、公の場でタバコを吸いたいときは「タバコいいですか?」と相手に訊くのがマナーになっている。シモネタの場合もこれと同じく、喋る前に相手の意向を確認しておくべきだろう。これでこそジェントルマンというものだ。
「あのー、山本さん。実は今からシモネタを喋りたいんですが…よろしいでしょうか?」
「アハハ、部長ったら。ええ、いいですよ〜」
「そうかね山本クン! じゃあ本日のパンティーは何色かねっ!?」
「えっ…」
「パ、パンティーなんてどうでもいいんだ山本クン!! 君の陰核は直径何ミリかね!? 教えなさい!!」
「……」
「乳首の色は? 昆虫に例えると!? カブトムシかね? それともオオコガネムシかね? ムフムフッ!!」
ジェントルマンになるには相応の覚悟が必要である。
7月26日(土曜) 昼
先日、市バスに乗る機会があった。
そのとき、近くにいた青年が突然「ブオーン、ブオーン」と声を上げ始めたのだった。
なにかと思って目をやると、彼の両手もハンドルを回すような動きになっていた。バスが急停車すると彼も「キキーッ」とブレーキを踏む動作。ギヤ切り替えのクラッチ操作まで見事にバスの動きと一致している。どうやら自分がバスを運転しているというバーチャルリアリティの世界にいらっしゃるようなのだった。
周囲の乗客はみな「見て見ぬふり」をしてじっと下を向いていた。知能が控えめかもしれない人と関わりあいになるとマズいことになりかねない、と判断したのだろう。
しかしここでぼくは言いたい。我々がこの青年から学ぶべきことは大きいのではないかと。
だってそうだろう。バスはよく揺れるので乗り物酔いする場合が多いけれど、車酔いの類は自分が運転しているとならないと言われている。だとしたら、青年のように、たとえバーチャルであっても運転していれば、乗り物酔いを未然に防げるかもしれないのだ。
このような深遠な知恵をかえりみず、見て見ぬふりをし続けている乗客こそ、知能控えめと言うべきである。
乗り物酔いに悩む皆さんは是非、車内で「ブオーン、ブオーン、キキーッ」と声を発しながら擬似運転してみてください。満員の混雑であっても周りにスペースができるので、空気も多く吸えて一石二鳥と思います。
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さて昨日、某企業の連載コラムが更新されてます。
今回のテーマは「いまどきの京比叡」。京都と滋賀の県境にある比叡山を訪ねてきたレポートです。当初、比叡山頂のおばけ屋敷を取材する予定だったんですが、行ってみたら数年前につぶれていて、しかたなく近くの延暦寺に足を運んできました。妥協こそが人生です。
妥協が好きなかたはよければ読んでくださると嬉しいです。
7月24日(木曜) 深夜
職場の先輩Cさん(32歳女性)がご主人の写真を初めて見せてくれた。4歳年上なのだとのこと。
写っているご主人はとてもさわやかで若々しかった。一緒に見ていた同僚たちも皆、「素敵な旦那さんですよねー」とか「かっこいいですねー」とか口々にほめていた。写真を見せられたらとりあえず褒めておくのが鉄則である。
もちろんぼくもお世辞を言ったのだが、どこかで気が緩んでいたのだろう。ついつい口がすべってしまった。
「若々しいご主人ですね。Cさんより年下かと思いましたよー」
直後、場が一瞬静まり返った。
このようにして日々、「空気が読めないやつ」という正しいレッテルを獲得し続けておるわけです。
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あまり関係ないが、写真がらみの話題で言うならば。
自分が写ってる写真を見せながら、その自分についてコメント(というか言い訳)を並べる人がたまにいる。
「このとき私、ちゃんと化粧してなくてェ」
「なんか私っていつも半目になっちゃうのよねー」
「この黒い点って写真の汚れかしら」
いちいち知らんがな。こっちはどうでもいい写真を見せられて、しかたなく背景の建物とかを観察しているのだ。テメエの顔がどう映ってるかなんて誰も気にしちゃいねえよ莫迦。というか写真のほうが実物よりはマシだろう。
「自分はいつも注目されている」と勘違いしてる人と接するのは、心の狭いぼくにとってなかなかハードなひとときであります。自分にもある影の部分だからこそ、ここまで陰性感情を持つのかもしれない。
…気がつけばぼくも、最後は自分のことを書いている。いちいち知らんがな、ですね。
7月23日(水曜) 深夜
知人が勤める会社はいまだにダイヤルアップでネットに接続している。
おまけに電話回線を多くの部署で共有しているため、その時々によって通信速度が異なるんだと。モデムの性能は56Kbpsなのだが、たいていは24Kbpsでしかつながらない。運がよければ48Kbps出るが、悪いと16Kbpsになってしまう。
16Kbpsのときなどはメールを数通受信するだけで分単位の時間がかかり、すっかり閉口しているらしい。
「ネットの通信速度でその日の運勢を占ってるんだよ」とは知人の談。モデム占いである。
ちなみにウチの職場はISDNなので64Kbps、知人の会社でいえば毎日が「大吉」である。まったくツイてるぜ。
専用回線やADSLなんかを使ってるかたはむしろ、占いに運を使い果たしているとみるべきだろう。会社帰りに交通事故に遭ったりしないか気をつけたほうがいいですぞ。
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それはさておき、我が家のバスルーム。
排水溝に毛髪がたまりすぎて排水状態が異様に悪く、シャワーしてると床にどんどんお湯が満ちてくるのだ。かといって排水溝を掃除するのは汚くてイヤなので、仕方なくそのまま使い続けている。
ただ、「本来なら排水されるべきお湯が床に満ちている」状態でシャワーを終えると、足の裏が汚れたままになってしまう。これでは不潔極まりないので、バスルームの椅子の上に立ってシャワーを浴びておるわけです。
半径20センチくらいの椅子の上で頭を洗って体を流す。下手すりゃ足を滑らせて大怪我である。
こんな危険をもかえりみず小さな椅子の上に立って体を洗い続けているぼくこそ「剛の者」なのかもしれない。…と一人でナルシスティックな気分に浸っております。
ひょっとすると冒険者の血が流れているのかもしれない。風呂の椅子。
7月22日(火曜) 夜
先日、心理学を専門に勉強している旧友F君と話す機会があった。
彼は現在、カウンセリングについて学んでいるらしい。そういや「人の話を聞く技術」なんていう本がバカ売れしていると耳にしたこともある。他人とのコミュニケーション能力が不自由なぼくとしては、是非とも知恵を拝借したいところである。
そこで「どうすれば人とうまく話せるわけ?」とF君に問うてみたところ、こんな答えが返ってきた。
「話の内容じゃなくて、相手の感情をくみとるんだよ」
たとえば相手が恋人の悪口を言い始めた場合、「でもオマエが○○で××になったから悪いんだよ」なんて説教するのはダメなんだと。たとえ相手の訴えが理不尽であっても、「ずいぶんムカついたみたいやねえ」と返すのがいいらしい。ふーん。
さらに本チャンのカウンセリングでは、相手の質問にもなるべく答えないようにしているとのこと。なぜなら、質問に答えるということは会話の可能性を狭めてしまうことになる。それよりは、なぜ相手がそんな質問をしたのか、その背景を聴くほうが大切なんだト。
だから「あなたは結婚してるんですか?」と訊かれても「僕が結婚してるかどうかが気になりますか?」なんて返しているらしい。
でも、これってどうなんだろう。カウンセラーどうしが会話したら大変なことになりそうである。
「あなたは結婚してるんですか?」
「僕が結婚してるかどうかが気になりますか?」
「あなたが結婚してるかどうか私が気になってるのかどうかが気になるんですかっ?」
普通ならここで「もうええわ!」とキレて終わりだろう。
というわけで「ホントにそんな莫迦みたいな会話してるわけ?」と進言したら「うるせーよ!」と言われました。ちょっと待て、相手の感情をくみとる云々の話はどうなったんだ!?
そもそもこっちはサービス精神でカウンセリングのことを訊いてやったのだ。ちょっとはオレの気持ちもくみやがれ。
7月21日(月曜) 夜
海の日でしたか。ちぇっ。
祝日だからといって海にはてんで縁がない小生ですが、イカ系の「海のにおい」が部屋に満ちがちなのは事実。
奇しくも今日は07月21日。オナニー(0721)の日だから「海の日」なのか。納得です。
−−−
ちょっくら比叡山のほうまで行ってました。ヒエー。
その途中の駅で見かけた看板。
「今、見合いがおしゃれ!」なんだそうで。そうだったのか。流行にうといぼくは露知らなかったが、ファッションに敏感な若者たちはきっと、街でこんな会話を繰り広げているんだろう。
「オレさぁ、今度お見合いするんだよ」
「うわーマジ!? おっしゃれー!」
「だろ? とりあえずやっとこうと思ってさ」
「あー、オレもやりてえ」
しかしなんというか、「今、○○がおしゃれ」系の何でもアリなコピーが未だに堂々と使われていることに唖然としますな。
今、ごみ箱がおしゃれ!
7月20日(日曜) 夜
友人と本屋に行った。
ある共通の知人について喋りながら店内をブラブラ歩いていたわけです。で、ぼくが「あの人ほんとにオタクっぽいよなァー」と口にしたところ、近くでアイドル雑誌を読んでいた中年男性が振り向いたのでした。うわー、アンタのことじゃないんだって!!
咄嗟に「すみません…」とあやまったのだが、いま思えばよけいに悪かったかも。
でもきっと、彼自身にも「オレってオタクっぽいかも」という自覚があったんでしょうな。
−−−
さて、本日のスプーンです。
スーパで買ったカップアイスについてきたものだが、何がどう「高級」なのか皆目分からりません。「高級」という言葉の概念を根底からくつがえす一品であります。だったらどんなスプーンが「高級でない」のか。
そういや100円ショップで買った傘にも「高級紳士傘」と書いてあったのを思い出した。世のなか高級だらけです。
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さて昨日、某企業の連載コラムが更新されてます。
今回のテーマは「いまどきの京科学センター」。京都は藤森にある青少年科学センターを訪れてみたレポートです。読者のかたから「ショボかったので取材してください」とのメールをいただいたので足を運んでみたという次第。どういうコンセプトの連載なのか、自分でもいよいよ分からなくなってきました。
文章のほうもショボいコラムですみませんが、よければ読んでくださると嬉しいです。
7月18日(金曜) 深夜
風邪がなおりません。ぼくの体はウイルスにとってよほど住み心地がいいらしい。
知人や同僚には嫌わっぱなしだけど、ウイルスだけはいつもぼくを慕ってくれる。実社会ではなんの役に立たなくても、ウイルスのためにはなっている自分。人生は決して無意味なんかじゃない。何かのために生かされているんだ。
ほんのりと生きがいの予感。ウイルスっち、オレの懐で大きく育つんだぞ!!
そういや「生きがいを持つと免疫力が強くなる」という研究があるのを思い出した。免疫はウイルスを退治してしまう。ああ、取り返しのつかないことを考えてしまった。ごめんよウイルスっち…。でも、いくらあやまってももう遅いよね…。
持ったとたんに消えゆく生きがい。さよなら人生。ゴホゴホッ、カーッペッ(痰を吐くオノマトペ)。
−−−
ところで、小6の女の子4人を監禁した末に自殺した男性のニュース。
視聴者の最たる興味は「監禁中に彼女たちは何をされたのか?」ではないかと思う(被害者に配慮してだろうけれど報道されていなかった)。かく言うぼくもニュースを見ながらいろいろ想像してしまった。ああ、××なことや○○なことを…。いや、△△までしていたに違いない。くーっ、なんて非道い犯人なんだっ。もうめちゃくちゃだ! この鬼畜!! 人でなしのキチガイめ!! 恥を知れ!!
でも真相はきっと、ぼくの妄想に比べたら人道的な行為だという妙な自信がある。恥を知らなくちゃいけないのはぼくのほうでした。
ちなみに何を妄想していたかは、とてもここには書けません。書いたらぼくまで自殺しなくてはいけない。
いやまァ、おそらくトランプしたり、漢字を練習させたりしていたんだと思いますがね。
7月17日(木曜) 夜
ひさしぶりに風邪気味です。
風邪をひくと酒もタバコも減るので寿命が延びる。
−−−
いよいよ本格的に暑くなってきたので寝苦しい。
押入れから夏ぶとんを出そうと思うのだが、めんどうなのでつい後日回しにしてしまう。だから結局、いまだに冬ぶとんで寝床についている。
こう書くとまるでイイカゲンな人間みたいだが、必ずしもそうではない。ぼくなりにちゃんと考えてのことなのだ。
だがこの合理的判断が裏目に出た。冬ぶとんのあまりの暑さに耐えきれず、ふとんを全然かぶらないまま寝てしまった結果、朝起きたときにはすっかり寝冷えして風邪をひいてしまったのだ。
これではかなわないので長そで&長ズボンで就寝してみたところ、暑くてちっとも寝つけず、寝不足で余計に風邪が悪化した。
観念して夏ぶとんを出すことにします。思えば遠い道のりだった。
7月16日(水曜) 夜
散髪にいってきました。
恥ずかしながら、いまだに小学生の頃から同じ床屋に通っている。おまけに学生時代から髪型を変えてないので、店にいくと「今までと同じで」と注文しているわけです。いちいち説明しなくていいから楽ちんでいい。
…としばらくは安泰だったのだが、数年前から着実に生え際が後退し続けているので難しいことになってきた。「今までどおり」と注文しても物理的に無理っぽくなってきているのだ。鏡に映る自分の頭を見ればそれは一目瞭然である。
でも今さらどうしようもないので「今までと同じで」と言い続けている。床屋も内心では「今までと同じにできるかよボケ」と思ってるだろうが仕方ない。
あと10年くらいしたら、「今までと同じで」と言い続けてるにもかかわらずスキンヘッドみたいな髪型になっている可能性が高い。それでもぼくは「今までと同じで〜」と注文しているのだろう。
7月15日(火曜) 夜
先週末は連日飲み会があったのでヘトヘトになってます。
飲むとあまり食べないうえによく吐くし、翌日は二日酔いでまた食べない。これを何日か繰り返すとテキメンに痩せる。
インシュリンダイエットならぬインシュダイエット。
…というオヤジなフレーズがふと頭に浮かんだが、恥ずかしいのでここに書くのはやめておきます。とりあえず「恥ずかしい」と言っとけば何でも許されると思ってます。すみません。
すみませんと言っとけば何でも許されると思ってるのも事実です。すみません。
−−−
季節外れですが本日のモミジ。
これがイロハモミジであることはどうでもいいんですが、「紅葉の代表選手」というのがなんとも。なにがどう選手なのかてんで分かりません。「単に紅葉といえばこの木」との解説からは、選ばれてる感も全然ない。
モミジを別のものに置き換えてみるといいだろう。
…と当然のように書いてみたけれど、最後のはひょっとして小生だけですか。
7月13日(日曜) 夜
ネットオークションで『スパイナルタップ』のビデオを入手しました。何度見ても楽しいなァ。
ハードロックバンドの栄枯盛衰を描いた名作で、冒頭はこんなインタビューから始まる。
「ではバンドの歴史についてだけど…1964年にナイジェルとデビッドが結成したの?」
「俺はクリエイチュアズにいた」
「オレはラブリーラッズに」
「それでお互いに話し合って、オリジナルズを結成したってわけさ」
「だけど同名のバンドが既にあって、ニューオリジナルズになったんだ」
やっぱりロックは素敵です。
−−−
なにやら阪神タイガースが好調のようですな。
このままタイガースが優勝すると、きっとまた大勢のファンが道頓堀に飛び込むと予想される。
ただ、道頓堀の水は恐ろしく汚く、実際に飛び込んだ人の多くが皮膚病や眼疾患を発病したらしい。タイガース優勝に向けて大阪府も道頓堀の清掃にはげんでいるとも聞くが、掃除したくらいでキレイになるとは考えにくい。
それでも飛び込みたいのがファンの心情だろう。ではどうすればいいのだろうか?
「優勝やあー!!」「よっしゃあー!!」なんて乱痴気騒ぎしていても、いざ道頓堀に飛び込むときにはスウェットスーツを着用。もしくは2m四方の専用水槽めがけて飛び込み。いっそう莫迦っぽくていいと思うんですが。
川の水を沸騰させておけば、細菌も阪神ファンも死ぬのでとても平和な世の中になりそうです。
7月12日(土曜) 夜
7月4日の日記に書いた、「岩波書店の編集者を名乗る人から出版のオファーが hotmail で来た」件ですが。
某出版社に勤めている友人に相談してみたところ、岩波の編集にそんな名前の人物はいないとのことだった。岩波書店の社員にも確認をとってもらったのだが、「ウチでそんな企画を出すとは考えられない」という返事だったらしい。
そこで、メールをくださったかたに「岩波書店の社員さんなのにいつも hotmail を使っておられる理由を教えてください」と切り出してみたところ、こんな回答が返ってきた。
「当社はインターネットの環境が整っていないため、自宅からメールするしかないのです。不信感を持たせてしまいすみません」
そうだったのか。岩波書店にはインターネットがなかったのか。
友人が勤める小さな出版社では全社員にメールが与えられているらしいが、さすがは岩波書店、肝のすわりかたが違う。ちなみに上述の友人は岩波の社員とメールでやりとりしたことがあるそうだが、きっと幻覚か妄想だったのだろう。精神科に行くよう勧めておかなくてはいけない。
当該の名前の人物が岩波にいないという点については、きっと偽名を使っているからに違いない。岩波書店ともなると、きっと偽名を使わなくちゃならない深い事情があるのだろう。
今回の件でますます、本物の岩波書店の編集者なのだという確信を強めております。がんばるぞー!
−−−
さて本日、某企業の連載コラムが更新されてます。
今回のテーマは「いまどきの京一休さん」。アニメで有名な一休さんが晩年まで住んでいたという一休寺を訪れてみたレポートです(京都の新田辺というマイナーな場所にあります)。そこでぼくが目にしたのは、あまりのもショボい……。
続きは本編のほうをご覧いただけると嬉しいです。
7月10日(木曜) 深夜
本日の商店。
呉服用品・ホラ商店である。いつもホラばかり並べてそうなイメージ。
ちなみに、店頭には「洞商店」と書いてありました。自分が妄想する「ホラ」のショボさに唖然。
−−−
朝の通勤電車の中、妙に騒々しいヤンキー男子高校生たちがいた。
携帯電話を最大ボリュームにして音楽を流していたのだ。
そういやぼくが小学校だった頃のヤンキーたちは、担いだラジカセをフルボリュームにして街中で音楽を流していたものだった。これはこれで猛烈に騒々しく、子ども心なりに脅えていた自分を思い出す。
しかし時代は変わった。いまどき街でラジカセなど持ち歩くのは小っ恥ずかしいのだろう。それは分かるが、携帯電話というのはどうなんだろう。いくらガン飛ばしながら音量を上げたってタカが知れていて、ちっとも恐くないんである。
どうせなら携帯電話にアンプとスピーカーをつなぎ、自家発電機を稼動させながら騒いでほしいものだ。
7月9日(水曜) 夜
いまから十数年前、DCブランドの洋服が隆盛だったころ。ぼくが中学・高校生当時の話である。
デザイナーやってる人というのはものすごくスタイリッシュで美男美女ぞろいなのだと思い込んでいた。モデルみたいな人たちが宇宙基地みたいなアトリエで優雅にデザインしているに違いないんだト。聞いたこともないハーブティーとか飲みながら、片手間のように仕事をこなしているんだト。
で、バーゲンでDC物のTシャツや靴下を入手しては、「どんなかっこいい人がこれをデザインしてるんだろう…」とワクワクしていたわけですが。
あるときTVでデザイナーたちの素顔を見て、幻想は一挙に吹き飛んだ。コシノジュンコにヒロミチナカノ…、こんなちんちくりんな人たちがブランド物のデザインをしていたのか!? うわー助けてくれ!!
…と当時はかなりの幻滅体験だったのだが、今になってみると「そりゃあたりまえだよ」という気もする。語弊があるのを承知で書くが、デザインとか芸術とか文学とかやってる人たちはたいてい、どこか不自由な部分を抱えているんじゃないだろうか(もちろん例外もあるに違いないけど)。
となると当然、容姿が不自由なケースだってあるだろう。みんなみんな、己のコンプレックスを補償して大物になったのだ。
そういや小学校の頃、ドラえもんの作者の写真を見たときも、「こんな暗そうな人が描いてたのか…」と驚いたのを思い出す。高校の頃、村上春樹の顔写真を初めて見たときも「こんなショボそうな人が…」とショックを受けた。
こどもの頃から容姿端麗でお金持ちで運動神経抜群で家庭円満で喋りもうまくて順風満帆なモテモテ人生をすごしてきた人たちにはきっと、表現にいたるまでの「内圧」が溜まらないのだろう。まったく羨ましい。
さんざん言い古されてることだけれど、今さらながら改めてそう思う。
もちろんぼくも「内圧」は高まりまくりなのだが、加えて才能と表現能力が不自由なのでこんなことになっております。はい。
7月8日(火曜) 夜
日曜日、ある寺で写真を撮ってたら突然、右腕の皮膚に激痛が走ったのでした。
びっくりして腕を置いた石を調べてみたら、全長5ミリくらいの毛虫が張りついていた。刺されたらしい部分はその後だんだん腫れてきて、しまいにこんな風になってしまいました。
これが毛虫(左下は指先)
1時間後
今日(48時間後)
おかげで今も痛くてかゆくてイライラしております(ネットで調べてみたところ、ドクガだかイラガだかの幼虫とのこと)。
こんな小さな毛虫にやられたのが悔しいし、おまけにこの毛虫の地味さはなんだ。まるで保護色じゃないか。カムフラージュしておきながら毒毛を刺すとはメチャクチャである。ああ腹が立つ!!
でもこの小さな命を殺すことはせず、そのままそっと立ち去りました。これからも元気に生きるんだゾってささやきながら…。
なぜって、ぼくと同じように刺されてひどい目に遭う人がいたら嬉しいから。我ながら性格最悪です。
※チビッコの君たちは、この毛虫を見つけたら目に入れてみよう。お兄さんとの約束だゾ!!
7月7日(月曜) 夜
会社があるので毎朝7時に起床しているわけですが。
いつも眠くて仕方なく、「せめて8時まで寝られたらなあ…」とため息をつきながら布団から飛び起きている。だが、こんな時間に起きていたのではカンペキに毎日遅刻でクビになる。でもああ、8時まで寝れたらどんなに素敵だろう。
そこで昨夜、ふと思いついて実行してみた。枕元の目覚まし時計を1時間進めた上で8時に鳴るようにセットしておいたんである。これで目が覚めたときは8時の気分、すっきり爽やかに起きられるのではなかろうか。オレサマータイム。
そして今朝、目覚ましに起こされて心臓が凍りそうになった。寝過ごしてしまった! うわあー!!
寝ぼけていたせいで時計を進めたことをすっかり失念していたのだ。
しばし呆然としながら、頭の中にいろんなことが駆け巡った。
茫然自失で時が過ぎること約5分。たまたま目に入った掛け時計(7時5分)を見てようやく思い出したのだった。
5分間ロスしたおかげで本当に遅刻しかけました。まったく余計なことをするんじゃなかった。
今日の格言: 過ぎたるは及ばざるが如し
7月6日(日曜) 夜
いまだに新聞などで目にする「子どもの個性を重視する教育を」といったフレーズ。
とてもいい風潮だと個人的には思う。
こういった子どもたちが、そのまま高く評価される時代がくるのだろう。うらやましいよまったく。
−−−
既にいろんなところで言われてることかもしれませんが。
このクルマも見るたびにかわいそうな気分になってくる。
ホンダビガーだが、連想するのは当然ながらビガーパンツ(包茎矯正用ブリーフ)である。毎日こいつに乗るだけで、一皮むけた男に大変身! もう金玉がいくつあっても足りないゾ!! …乗ってる人の人格も疑われようというものだ(もし乗ってるかたがおられましたらすみません)。
ちなみに"vigor"をリーダーズ英和辞典書で調べてみたところ、「 精力, 力, 活力; 精神力, 気力, 活気, 元気, 迫力; 生気, 勢い, 活動力, 活発さ, 体力, 強壮」とのこと。うーむ、これってクルマの名前に使うような単語なんだろうか。
関係ないけど、女性用のビガーショーツがあってもいいかなとふと思いました。イボイボ。
7月5日(土曜) 深夜
御池通りをぶらぶら歩いていたとき、自転車の女性がぼくを追い抜いていった。
とその直後、強風が吹いて女性のミニスカートが風でめくり上がったのだった(スカートをサドルに敷かず周りに垂らしていたのが幸いしたのだ)。自転車の背後からパンツのおしりの部分がバーンと出現!! ああ、いままで自殺とかしなくて本当によかった。
当然ながら周囲にいた男性の視線は一斉にパンツにに集中したのだが、その後の彼らの行動がおもしろかった。女性の後ろを自転車で走っていた男たちは皆スピードを上げ、彼女を追い越しざまに「顔を確認」し始めたんである。
いやまァ、気持ちはよく分かる。パンツが見えたのは幸運だったとしても、その持ち主がどんな女性かによって価値は大きく異なってくる。パンチラそのものに価値があるのではなく、「アイドル顔負けの美貌女性の〜」といった付加価値が最も大切なのだ。ひょっとしたら女装してるオヤジのパンツが見えただけかもしれないではないか。
白い布地が見えた時点では価値は保留されている。本当の価値は後になってから決まるのであって、それ自身には相対的な意味しかない。「保留」という言葉は正に今回のエピソードのためにあるといってもいいだろう。
パンチラは先物取引に似ているのかもしれない。先物取引が少しだけ好きになってきた。
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さて本日、某企業の連載コラムが更新されてます。
今回のテーマは「いまどきの京竹林」。パンダのえさとして広く知られる竹についていろいろ勉強してきたレポートです。足を運んだのは「竹林公園」という超マイナースポット。実家の近くにあるからたまたま知っていた、というだけの話です。
いつもながらショボいコラムで恐縮ですが、よければ読んでくださると嬉しいです。
7月4日(金曜) 夜
有名な人と飲みに行ってたので妙な疲れかたをしました。ぷひー。
つまらない駄洒落をおっしゃってもワハハ! お酒がなくなったらハイドウゾ! 逆に注がれたらオトット!
やっぱり我が家での一人酒はいいなあ、と痛感しております。
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疲れきって帰宅したら、見慣れぬメールが届いていた。
送信者:岩波書店
件名:すばらしいですね
本文:(中略)あなたの日記を読ませて頂いた結果、個性的な物の捉え方が大変気に入りました。もしよろしければ、今後のお話をさせて頂けないでしょうか?
おお、岩波書店でやんすか。それも「今後のお話」と。ひょ、ひょっとして出版のお誘いとか!? プチ日記が岩波新書になるんですかっ!! 世も末ですな!!
…と約0.5秒くらい喜んだのも束の間、メールアドレスをみたら hotmail だった。
印刷媒体といえば、いままで何度か雑誌に掲載してもらったことがあるが、掲載依頼のメールはいずれも出版社からのアドレスだった。
また、中学校以来の友人が某出版社に勤務しており、「プチ日記いつか出版しようや!」と言ってくれている。が、かれこれ3年が経つが音沙汰なしである。一緒に飲んだときなどにさりげなく突っついてみても、「いやー世のなか厳しくてねえ」なんてあいまいな返答。
確かにこんな糞つまらない駄文が出版に耐えうるはずがない。友人の話を真に受けかけていたオレが莫迦だった。と、当時は自分の身の程を知らしめられておったわけですが。
さすがは岩波書店である。はじめの交渉には hotmail を使うという意外な営業方針があるに違いない。やはり大手は違う。これこそホンモノの岩波書店である何よりの証左ではあるまいか。
この好機を逃してはならないので、精一杯ハシャいだ返事を出しておこうと思います。
万一返事があったら、ここにやんわりと公開させていただきます。
というか、もしかして大勢のかたが同じネタを公開してらっしゃるのでしょうか。もへえ。
7月3日(木曜) 夜
残業で遅くなったし、雨はどしゃ降りだしで、しょうもない一日だったなぁと反芻しながら帰宅しておったわけですが。
ガランゴロンに空いている駅ホームで電車を待っていたら、少し離れたところで中年女性がはげしく転倒した。雨で地面が濡れていたのが災いしたんだろうけど、それにしてもツルッテーン! と見事な転びかただった。うわー骨折とか大丈夫なんだろうか。
直後、中年女性の口から金切り声が飛び出した。
「す、すみませんっ!」
まわりに人影ひとつないのに、いったい誰にあやまってるんだろう。自分の骨にか。
彼女ならきっと、車で追突されても咄嗟に「すみません!」と口にするに違いない。すごいシンパシーを感じるぜ。
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大雨のなか帰宅したら、スニーカーがいつになくキレイになっていたので驚いた。
我ながら自然派だなあと思います。
近くに水源のない原始人たちもおそらく、大雨が降ると外に出て、肛門を天に向けたりしてたんだろう。ほら穴から一斉に飛び出し、おもいおもいの姿勢でアヌスを雨に打たせる彼ら。ああ、タイムマシンがあったらなあ。
ぼくの原始人観はなにか間違ってますか。
7月2日(水曜) 深夜
職場でこっそり辛酸なめ子さんの本を読んでたら、ついクスッと笑ってしまった。
専門書の表紙をかぶせて業務のフリして読んでいたのだが、おかげで上司の視線がこちらに向いてしまった。うわっ。仕事サボってることがばれたらまずいことになる!!
…と慌てていたのだが、上司はとくに気にすることなく自分の業務を続けられたのでした。
「専門書を読んで時折クスッと笑う」
ぼくに関してはとくに違和感がないようです。どういう人間だと思われてるのかを垣間見た気がします。
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ほんとにタバコが値上げされている。
発泡酒のときも増税と時を同じくしてほとんど一斉に値上げされたが、こういうことがあるといつも思う。増税前に仕入れた商品まで便乗して値上げしてるってことはないんだろうか(流通のことを勉強すれば分かるんだろうけど)。
…なんてことを考えて一人で勝手に憤慨しておったわけですが。
もしそうであって、なおかつ良心的な店に行ったとしても。ぼくの前に並んでる人までが増税前の値段で、ぼくから増税価格に切り替わって余計にへこみそうな気がする。
人の考えかたにはそれまでの人生が反映されます。
7月1日(火曜) 夜
知人から久しぶりに電話あった。
で、社交辞令で「お前のホームページ、いつも見てるよ」と言ったら「それが半月前に閉鎖してさァ…」と返事。あちゃー。
慣れないことを言うもんじゃないな、と改めて痛感しました。
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またもや雨ですな。
今日、職場の同僚Sさんが突然しゃべり始めた。
「わたしってホンットに雨女なんですよ。修学旅行も入学式も、みーんな雨だったんですう」
えーと、修学旅行も入学式もいったい何人いると思ってるんでしょうかこの人は。
たとえ何百人いても雨が降ったら自分のせいだと思ってしまうSさん。自罰的といえば聞こえはいいけれど、自分ごときに天気を左右する力があると思ってる点では倨傲極まりありません。
「自分が体を動かすと大震災が起こる」と信じて身動きできなくなってしまった精神分裂病の人の話をふと思い出した。
ちなみにぼくも、そういう意味では雨男です。いつも世界のどこかで雨が降る。ああごめんなさい。