2月28日(月曜) 深夜
週末、近所をぶらぶら散歩しました。
どこに行くとも決めずにほっつき歩くだけの、極めて気楽でフリーダムな散歩です。
新高瀬川の堤防沿いにて。ポイ捨てタバコから出た火の顔が困った表情なのがよく分かりません。ちなみに地名に「新○○」と付いている場所はたいていダサいの法則は、ここ新高瀬川にもバッチリ当てはまってます。
伏見の老舗料亭「魚三楼」。戊辰戦争(鳥羽伏見の戦い)の際、店に鉄砲の弾が飛んできて出来た弾痕が今もなお残っていることでも有名なんだそうで。
弾痕に近づいてみたらこんな風になってました。みんなが手で触るせいで、通天閣のビリケンさんみたいにテカテカになってます。
魚三楼の料理は高くて分不相応なので、大手筋商店街付近の「京の四季」という、しょうもない名前の手打ち蕎麦店にて昼食。お蕎麦はおいしゅうございました。天丼とのセットで980円なり。
大手筋商店街の化粧品店にて。コンテストで優勝を決めるらしいんですが、よく見ると、「大丈夫!?」と心配になるような形状の唇がいくつかありました。
ドアを開けたときに目の前に広がる、ものすごい狭い廊下が容易に想像できる物件。どういう間取りなのか。
酒屋「油長」で日本酒の試飲セット(3種類で600円)。英勲の純米吟醸のにごり酒が異様に美味しかったので、迷うことなく4合瓶を購入。1200円。
買って帰った純米吟醸を、テキトーに作ったつまみで飲んでたら、アッという間に週末が終わりました。だし巻き卵の盛りつけかたが我ながらモッサリ感満点です。
2月25日(金曜) 夜
近年、電動アシストの自転車が人気だけれど。
さっきテレビを見てたら、通販のCMでこんな商品が紹介されてました。
サイクル運動は理想的。でも、もっとラクだったらな。
そこで登場したのがコレ。電動アシスト付エアロバイク。
電動アシストで負荷が軽減したり、設定によってはペダルが勝手に回ってくれたりするようで。
たしかにラクそうですね。電動式のブルワーカとかベンチプレスとかも発売したら、もっとラクで素晴らしいと思います。
鉄アレイなんかも腕で上下させるなんて時代遅れ! ラジコンヘリに吊り下げて、リモコンひとつで上下運動させるのがスマートです。
2月23日(水曜) 深夜
近所のスーパーに今度はこんな警告が出現しました。
万引きっ子に対して、「やんわりユーモラスに、なおかつ断固とした」メッセージを発したい気持ちは分かるけれど、誤字やら何やら多すぎて、もう何がなんだか分かりません。
赤のアンダーラインの引き方からすると、ほんとに子ども向けにおどしてるのかもしれませんね。で、いちびった子どもが「インペルダンの監獄、やて(笑)。こんな聞いたことない監獄、ぜんぜん恐ないわ!」とかウソぶいたり。
ワンピース読んだことないんですが、インペルダンでググッたら、「もしかして"インペルダウン"?」と言われたもので。はい。
2月22日(火曜) 深夜
同僚と映画の話題で喋っていたとき、ついうっかり「フーガン・モリーマン」と言ってしまった。
こういうアナグラム的なことば遊びが、漫画家の久住昌之さんや、かつてのSledge Hammer Webの前川さんらのあいだで流行ったことがあって(他にはたとえば「薬師丸ひろこ→ひくしまるやろこ」「松平健→けつだいらまん」などが有名だった)、そのひとつとしてフーガン・モリーマンも印象に残っていたのだけれど、それがうっかり素で出てしまって恥をかいたという次第。
えっ!? それってモーガン・フリーマンじゃないの? …と普通に突っこんでくれた人に深謝をささげたいと思います。モリーマン。
−−−
懐かしくて思わず買ってしまったコンビーフ…じゃなくて、ニューコンミート。
プルトップ缶詰が主流となった今の時代にあっても、専用の巻取鍵でクルクルするのは同じ。子どもの頃は、巻き取っている途中で千切れて進退窮まることがよくあったけれど、今回は失敗する兆候すらないまま順調に巻き取れました。歳とともに万事が小器用になったのか、それとも千切れにくいように改良されてきたのか分かりませんが。
そのまま少し食べたら満足したので、残りはポテトサラダに入れました。油抜きせずに入れたので、コテッコテのB級ポテトサラダに仕上がってます。多少さっぱりするかと思ってフレッシュパセリを混ぜてみたけれど、おそるべしニューコンミート。案の定コテッコテのままでした。
今回も手打ちミンチで煮込みハンバーグ。これでダイエットとか言ってるんだから世話なしです。
2月21日(月曜) 深夜
家で料理こしらえて飲んで。
メインはおからで、あとはほうれん草と豚肉の炒めもの、鶏の肝煮、大根と鶏肉の炊いたんが副菜です。
−−−
近所のコンビニで雑誌を立ち読みしていたら、背後からいきなり声をかけられた。
「あ、ひょっとして名倉くん!?」
振り向いてみたら、そこに立っていたのは学生時代の同級生のMさん(女性)だった。かれこれ10数年ぶりの偶然である。
それはいいのだけれど、そのときぼくが読んでいたのが写真週刊誌系の雑誌で、たまたま水着とかヌードグラビアとかが載っていたから小っ恥ずかしかった。決してエロ本ではないことをお断りしておきたいのだが、女性からすれば、エロ本もヌードグラビアも同じようなものではないか。
「10数年ぶりに偶然会った同級生が、エロ本を立ち読みしていた」
これはかなり情けないだろう。決してエロ本ではなかったことを再度お断りしておきたいのだが、そのとき咄嗟に雑誌を書棚に戻してしまったからますますバツが悪い。
そのあとは一応、無難な立ち話を数分間して別れたのだけれど、知り合いに吹聴されていたら嫌だなぁ。
「このまえ名倉くんに偶然出会ってさあ」
「へー、どうだった?」
「なんかエロ本読んでた」
「あー、そうなんや」
これからはコンビニに行っても、ウィトゲンシュタイン全集しか立ち読みしないことにしよう。
2月18日(金曜) 深夜
本日のビール。
「ツ」と「シ」がうまく書き分けられていない表記はよく見かけるけれど、これはどう見ても「モルシ」だろう。これを書いた人はひょっとすると、「ツ」と「シ」を見分けるほうの能力に問題があって、この商品のことも「プレミアムモルシ」だと思い込んでおられるのかもしれません。
しかし、他製品との差別化を狙った高級路線ビールのプレミアムモルツも、プレミアムモルシになると、なんだか失笑してしまう感じですね。
2月16日(水曜) 深夜
本日のベンチです。
このベンチ、前にも撮った気がするけれど、今日は猫が座ってました。
以前、観光客と思しき外人さん数人が堂々と座っているのを見かけたことがあるけれど、彼らもまさか「危険なため使用中止」と書いてあるとは思わなかったんだろう。猫もまたしかりで、いくら注意しても字が読めなければ仕方がない。
そんなに危険だったら撤去したらいい話なのだけれど、この状態のまま数年が経過しています。
2月15日(火曜) 深夜
実家に住んでいるウチの親は、昔はビールも牛乳も宅配してもらっていた。ぼくが中学生くらいまではそうだっただろうか。
ビールは酒屋さんに、牛乳は牛乳屋さんにそれぞれ宅配してもらうわけだが、これらの店は基本的に定価なので、近所に安売りのスーパーができていくにつれて、次第にスーパーとの価格差が開いていく。なので、でき るだけ早く宅配を打ち切ってスーパーでの購入に切り替えたいのだが、長年の付き合いもあってすぐには打ち切れなかったは母の弁。
そこでどうしたかといえば、「宅配してもらう量をだんだん少なくしていく」という作戦をとったらしい。といって、今までずっと一定量を飲み続けていたビールや牛乳の消費量が急に少なくなるのもおかしいから、苦肉の策で「いろんな人からもらうようになった」という方便を用いるようになったんだと。
酒屋さんに対しては「最近お歳暮やなんやでビールをたくさん頂くようになってしまって…すみませんけど、今度から半ケースでいいですわ」というわけである。
まあ、これはまだ通じるような気もするのだれど、牛乳屋さんに対しては「最近よく牛乳をくれる知り合いがいて…」ということにしていたらしい。 で、その知り合いが「どんどん牛乳をくれる」ようになり、最終的には「知り合いがくれる牛乳の量が落ち着くまでは宅配を一旦終了にしたい」という話にまで持っていったのだという。
最近どんどん牛乳をくれる知り合い。…って、一体どんな知り合いなんだ!? いくらなんでも無理ありすぎだろう。
まァ、当の牛乳屋さんもきっと内心では事情を察していたと思うけれど、なんだか寂しい「大人の機微」だなァと思うばかりです。
2月14日(月曜) 深夜
先日スーパーで買ったコロッケが美味しかったので、クリームコロッケを作ってみました。
ホワイトソース作って、具を炒めて、その間にトマトソースを仕込んで、ホワイトソースと具を合わせて冷やして、成型して衣つけて揚げて……作るのにかかった時間が2時間で、食べるのにかかった時間は10分。
今から15年位前、スキーブームでどこのゲレンデも激混みで、5分間滑るために40分くらいリフト待ちしていたことをふと思い出しました。ま、料理のほうが作ってる過程がある程度楽しいので、リフト待ちよりはずっといいんですが。
あと、はんぺんを炒めて、ほうれん草のソテーなど敷いて、あんかけを散らすと、フランス料理のフォアグラの一皿みたいになります。見た目は。
2月9日(水曜) 深夜
違法駐輪している自転車が頻繁に撤去されることで知られる路肩スペースが近所にある。
おかげで以前は路肩の一面を占領していた自転車が影をひそめ、もし駐輪されてもすぐに撤去されるから、通行するにはすこぶる快適になったんですが。
近頃、これまでとは若干様相の異なる自転車が駐輪されるようになってきた。
タイヤはパンクし、サドルも破れた粗大ゴミのような自転車が堂々と鎮座しているのだ。おまけに前カゴにはよく分からない鉄板みたいなものまで入っていたりして、どう考えてもここまで乗ってきたとは思えないんである。
乗れなくなった自転車を粗大ゴミとして出すと数千円がかかるから、それなら取締まりを逆手にとって、無料で「撤去」してもらおうという魂胆なのだろう。で、ついでに処分に困っている鉄板もカゴに入れといたれ! と。モラルの低さに呆れるばかりだが、ほいほい撤去し続けている行政側もどうなんだろう。
家電も廃棄するのに高いお金がかかるから、そのうち「冷蔵庫付き自転車」とか「電子レンジ付き自転車」とかの路駐が増えてくるかもしれませんですな。
2月8日(火曜) 深夜
最近、自分で作った質素なものばかり食べている。
昆布とかつおで出汁をとったらおいしいことに気づいて以来、老人食のような惣菜ばかり作っているのだけれど、当初はこれで大いに満足していたものの、どんなものでも食べ続けると飽きてくるのが道理で、おかげでたまに化学調味料たっぷりのジャンクなものを食べると、びっくりするほど旨くて感動する。
◆最近のよくある食卓風景。小芋の煮っ転がし、豆腐、ひじきの煮物、粕汁、白菜の和え物。まるで婆さんのようなラインナップです。
◆本日は残業で遅くなったので、手抜きしてスーパーの惣菜コーナーで購入したコロッケ&豚カツを急きょ追加。ウスターソースたっぷりかけて食べたら、めちゃくちゃ旨い!!
外食が続いたりスーパーの惣菜ばかり食べていたりすると、化学調味料の味付けが心底嫌になってきて、自分で出汁とった食事のほうがホッとするけれど、逆もまた真なりで、たまにはジャンクなものも食べないと人間としてダメになるなァと感じせしめられた本日。
いよいよ次は、スーパーのコロッケ・ブームが到来するかもしれません。
2月7日(月曜) 夜
京都御所の周囲は、景観への配慮から地味な色合いを用いている建物等が多い。
たとえばマクドナルドがそのいい例で、赤がトレードマークであるはずの看板も茶色になっている。
全部茶色だとさすがに地味すぎると思ったのか、赤色のアンダーラインが引かれているのが潔くなくてちょっと可笑しいけれど、こうして街の雰囲気を大切にしようという姿勢自体は悪くないことだ。
ただ、なんでもかんでも地味にすればいいというわけではない。たとえば下の写真、歩道に掲げられた注意書きに気づかれるだろうか。
うっかりすると…というか、うっかりしてなくても見過ごすような灰色の注意書きが手前の犬矢来の上部にあるのだけれど、なにかと思って近づいて見てみたらこんなのだったりする。
こんな地味な掲示で「自転車徐行」。言っちゃあなんだが、自転車で飛ばしている人がコレに気付いて減速する可能性は限りなくゼロに近いだろう。
ちなみにこの注意書き、何年も通っていた母校の大学&大学院の壁に貼ってあるものなんですが、在学中はまったく気付かず、昨日たまたま発見しました。あまりにも地味すぎて、存在意義を失っているところが涙を誘います。
2月4日(金曜) 深夜
小学生の頃、阪急桂駅のバス停にはバス用のターンテーブルがあった。
桂駅は路線バスの終着ターミナルだったのだが、当時の駅前はスペースが狭くてUターンできなかったため、到着したバスは終着地点に設けられた丸い鉄板の上に乗っかり、鉄板ごと180度回転して戻ってくるという仕組みになっていたのだった。ターンテーブルの端には高い鉄柱から吊るされたロープが垂れ下がっていて、運転手が窓から手を出してこのロープを引っ張ると、ガタガタガタガタ…という轟音とともにターンテーブルが回り始めるのだ。
小学生当時のぼくは、その光景を飽きることなく何十分と眺め続けていた。ほぼ毎日のように。
大きなバスの車体が眼前で回転するのが楽しかったというのもあるが、実はもうひとつ目的があった。ずっと眺め続けていたら、いつしかバスの運転手が操作を失敗して、大変な事態が起こるんじゃないかと期待していたんである。
たとえば、片方のタイヤだけがターンテーブルに乗っていないままターンしようとしてタイヤから煙があがるとか、ターンしてる途中にバスが急発進してそのまま横転するとか……。そうしたらバスはどうなるんだろうか? 炎上するんだろうか? 乗客に死者は出るんだろうか?
そんな空想にふけりながら、来る日も来る日もひたすらターンテーブルを眺めていたのだった。今日こそは事故が起こるんじゃないかと心のどこかで期待しながら。
いま振り返ると、本気で他人の不幸を願っていたわけではないし、酸鼻極まる惨状を見たかったわけでもない。ただ、目の前にあるターンテーブルの機械としての巨大さと、そこから連想される「大変な事態」に対する憧憬とが相まって、いつか起こるかもしれない事故の瞬間に居合わせたいという、なんとも不条理な願望が心のなかに芽生えはじめたように思う。
それにしても。
まず起こりえないような事故を待ち続けるなど、気が遠くなる気の長さである。勉強や遊びはもっぱら短気なほうだったけれど、こういうことにだけは妙に気が長かった。
「来る日も来る日も、気長に事故を待つ」
邪悪なのか牧歌的なのかよく分からないけれど、よく分からないながら「自分の原点」の片鱗が垣間見れるような気がします。
2月2日(水曜) 深夜
節分ということで、近所にこんな貼り紙が。
「たまにはお母さんも鬼没しませんか?」
神出鬼没。読んで字のごとく、鬼神のように現れたり隠れたりして変幻自在なさまをあらわす言葉であるが、節分だからといってお母さんが鬼没してしまったら大変なことになるだろう。
いやまァ、お母さんというのは神出鬼没とは縁のない存在であるからこそ、「たまには鬼没しませんか?」と呼びかけているのかもしれないが、だからといって「そうよねぇー、たまには鬼没したいよね」「うんうん、してみる価値はあると思う!」みたいなことになったら、それこそ大変である。
お母さん、節分に鬼没。
冷静に考えるとこれが何を意味するのかよく分からなくなってくるけれど、少なくともチビッ子たちの生育にあまりいい影響を与えないことは確かだろう。
で、一体どういう貼り紙なのかと訝って近づいて見てみたら、「たまにはお母さんも鬼役(おにやく)しませんか?」と書いてあったのでした。ガッカリ。
2月1日(火曜) 深夜
京都駅の南側の路地にある、「元祖チヂミの王様」という素敵な韓国料理店に行ってきました。
◆こういう雑然とした店の雰囲気、大好きです。この写真を見せて「韓国旅行してきてん」とホラを吹いても、まずバレないんじゃないでしょうか。
◆具たっぷりのピビンバ丼、500円なり。これ以外にもチヂミ300円、ムシブタ400円、マッコリ(750ml)700円などなど、味も値段も韓国仕様なのが嬉しい。
◆自店の名刺の「歴史」が堂々と飾ってありました。ほんとに安くて美味しかったから、これも愛嬌ですが、高くて不味かったら、きっとイヤミで嫌な感じのコメントをしていたような気がします。